【僕は生まれた時から外国人】イチローの引退会見から
イチロー選手の引退会見で響いた言葉。
「アメリカに来て、メジャーリーグに来て……外国人になったこと。アメリカでは僕は外国人ですから。
このことは……外国人になったことで、人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。
この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることはできたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。
孤独を感じて苦しんだことは多々ありました。
ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと、今は思います。
だから、辛いこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然のことなんですけど、でもエネルギーのある元気なときにそれに立ち向かっていく、そのことはすごく人として重要なことなのではないかなと感じています」
相手の立場に立つと言うことは、言うは易しで、実際はその気持ちを感じることは経験しないと分かり得ないかなと。
経験することで、許容量が増えるというか、世界観が広がるのでしょう。
また、外国人という目に見えない壁を超えて、世界と繋がっていくエネルギーの源泉になるのでしょう。
僕は日本で外国人として生まれたことによって、普通に日本人として生まれてきたら感じられない経験をたくさんさせて頂いた。
日本にいてもアメリカにいても韓国にいても僕は「外国人」。
だからこそ客観的な目線で自分のことが見れるよになりました。
僕は外国人ではなく【地球人】なんです。
そう思えた時に外国人として生まれてきたことへの「感謝」が生まれました。
日本のため、朝鮮半島のために生きるのではなく「地球」のために生きようとする「自分」が育ちました。
「外国人」として生まれたことが、分け隔てのない世界を創ろうと思う僕の「原点」。
とても大切な「ギフト」を持って生まれた。
私たちは元は一つの「地球人」です。
同世代のスーパースター・イチロー選手の現役最後の言葉に大切なメッセージが込められてるのを感じました。
沢山の夢と感動を与えてくれた、イチロー選手に感謝します。
ありがとうございます。
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